それは、主人公でも、ラスボスでもない。
普段は実力を隠してモブに徹し、
物語に陰ながら介入して密かに実力を示す存在。
この「陰の実力者」に憧れ、
日々モブとして目立たず生活しながら、
力を求めて修業していた少年は、
事故で命を失い、異世界に転生した。
シド・カゲノーとして生まれ変わった少年は、
これを幸いと異世界で
「陰の実力者」設定を楽しむことにする。
「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく
(おふざけで)暗躍していたところ、
どうやら本当に、
その「闇の教団」が存在していて……?
ノリで配下にした少女たちは勘違いから
シドをシャドウとして崇拝し、
シドは本人も知らぬところで
本物の「陰の実力者」になっていき、
そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、
やがて世界の闇を滅ぼしていく――。
主人公最強×圧倒的中二病×勘違いシリアスコメディ!?